またもや「腫瘍に効く」と飲料水販売の医療機器販売会社社長ら4人逮捕

ただの飲料水を「腫瘍に効く」「アトピーの予防効果」などの効能効果をうたい医薬品として無許可販売した疑いで、4人が逮捕されました。

先月にも「がん細胞が消える」とうたい健康食品を販売した会社の代表格が逮捕されたばかりです。

このニュースの注目ポイント

  • 医薬品医療機器等法(薬機法)の違反による逮捕(未承認医薬品)
  • ウェブサイトに「お客さまの声」として、「がんが治った」などと掲載
  • 全国の1300人余りに販売し、6年間でおよそ3,200万円を売り上げていた。

またか!というのが第一印象ですが、やはりこのようなニュースは氷山の一角であることが予測されます。

地下水に海洋ミネラルを混ぜた「高機能飲料水」として販売していたということですが、警視庁が鑑定したところ、一般的な飲料水と成分は変わらなかったということです。

調べに対して、容疑を認めているとのことです。つまり、何の効果もないと分かっていながらただの水を高額で販売していたということです。

腫瘍やアトピーに悩む患者様の弱みに付け込んだ卑劣な犯罪だと考えます。医療機器販売会社でありながら、健康を害す販売行為を行うこと自体に疑問しかありません。身体的・精神的被害、金銭的被害に遭われた被害者の方には適切に補償まで行き届くことを祈っています。

ちょっと怒りが収まらないので、これまでにもあった「水」の事件をおさらいしましょう。

水の違反事例

水素水の違反事例

【2017年6月27日】食品スーパーなどを展開するジャパンミートは自社と従業員3人が薬機法違反容疑で書類送検

清涼飲料水の「水素水」の販促物「癌や動脈硬化に効く」「悪玉活性酸素を排出」などと表示して販売していた。

飲料水の違反事例

【2014年8月】長野県警は医薬品的な効果効能をうたった飲料水「強命水 活」を販売していたエーイーエムの社長ら3人を旧薬事法違反で逮捕。

商品「強命水 活」自体には、効果効能は示されておらず、効能に触れた体験談の資料を同梱するのも違反となるため行われていませんでしたが、検索サイトで『諏訪 不思議な水』と検索すると、「体験談やモニター情報がご覧になれます」と誘導される仕組み。

そして、『諏訪 不思議な水』とインターネットで検索すると、商品名は出てこないものの、効果効能をうたった体験談のサイトが出てくるようになっていました。

この一件から、「検索による誘導」を“リンクと同等”とみなし、広告に該当するものと判断されるようになった。体験談のサイトでは、医薬品的な効果効能をうたっているため、薬機法違反(未承認医薬品の無許可販売)とされた。

「病気が治る魔法の水は存在しない」と平時では理解しているつもりですが、心配事や藁にもすがる思いから手を伸ばしてしまうものです。

このような背景もあいまって、薬機法は今後もより厳しい目で取り締まられることでしょう。

少しでも不安に思われる方、アドバイスが欲しいという方はお気軽にご相談くださいませ。

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