化粧品で相乗効果の表現は不可!例示でルールを確認

相乗効果とは(例示あり)

化粧品の相乗効果とは一緒に使うことでお互いの効果を高め合うことをいいます。

例えば、

化粧水Aを塗ると、そのあとに塗るクリームBの保湿効果をより高めることができます。

ということは、相乗効果的な表現であり薬機法NGとなります。

理由は、化粧品は1品ずつ使用することが前提であり、

相互作用によって薬理効果があるようあ誤認を与えてはいけないという考えがあるからです。

ラインで展開している際はこういった表現にならないように配慮が必要です。

また、昨今ブースター美容液や導入美容液など、普段のスキンケアにプラスして、

より効果を高めるというコンセプトで訴求されているものを多く見受けます。

相乗効果があるような表現になっていれば広告ルールに反してしまうため注意が必要です。

それでは、どのような表現であれば薬機法を回避できるのか解説いたしましょう。

相乗効果でなく順次使用にする

化粧水Aを塗ると、そのあとに塗るクリームBの保湿効果をより高めることができます。

この表現を順次使用に言い換えると、以下のようになります。

化粧水Aの後にクリームBを塗ることで、高い保湿効果が得られます。

乾燥が気になる方は、化粧水AとクリームBを使用していただくことをおすすめします。

このように、あくまでも使用順を説明しているにとどめ、

認められている範囲の効能効果を表現することは問題ないと考えられます。

注意点としては、「より」や「さらに」といった強調表現があると、

順次使用の説明ではなく相乗効果のような印象を与える可能性が高くなりますので避けましょう。

まとめ

いかがでしたか?

知らず知らずのうちに説明が相乗効果のようになっている場合もあります。

ライン展開されている化粧品事業者様はぜひ一度確認されてはと存じます。

相乗効果か、順次使用なのか判断が難しい!という事業者様はぜひお気軽にお問い合わせください。

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